琵琶湖の西岸、比良山系の自然に囲まれた場所にあります。
この寺は、特にその歴史と美しい景観で知られ、多くの訪問者が訪れるスポットです。
文化財と見どころ
宝厳寺には、国宝や重要文化財に指定されている建造物や仏像が多数あります。
中でも重要文化財に指定されている本堂(宝厳堂)は、見事な建築美を誇り、多くの仏教美術愛好家から高く評価されています。
本堂に安置されている阿弥陀如来像は、その造形の美しさで知られています。
また、境内からの眺望も素晴らしく、四季折々の自然が楽しめるため、写真愛好家や自然愛好家にもおすすめです。
特に秋には紅葉が美しく、多くの観光客で賑わいます。
宝厳寺は日本三大弁財天の中でも一番古くに建立されており、「大」の文字を取って「大弁財天」とも呼ばれています。
本堂には「お願いだるま」というだるまがあり、お願いを記入した紙をだるまの中に入れて祈願・奉納することが出来ますよ。
重要文化財である「舟廊下」は千手千眼観世音菩薩を納めた観音堂から都久夫須麻神社へと続いています。
都久夫須麻神社では、お願い事を書いた「かわらけ」という土器を鳥居にめがけて投げ、鳥居をくぐれば願い事が成就されるといわれている「かわらけ投げ」を体験することができます。
拝所から鳥居まではかなりの距離があり、簡単には届かないため思いを込めて全力で投げましょう。
アクセス
宝厳寺へのアクセスは、公共交通機関を使う場合、JR湖西線のおごと温泉駅が最寄りです。
駅からはバスやタクシーで約10分程度です。
また、自動車を利用する場合は、名神高速道路の大津インターチェンジから約20分で到着します。
訪れる際のポイント
訪れる際は、特に季節の変わり目を狙うと良いでしょう。
春には桜、秋には紅葉と、自然の美しさを堪能できます。
また、早朝や平日の訪問をお勧めします。
人出が少ない時間帯はゆっくりと境内を散策でき、寺の静寂と荘厳な雰囲気をより深く味わうことができます。
雄琴温泉を訪れた際には要チェックのスポットです。