滋賀県特殊浴場協会は、災害時に迅速かつ的確な判断と行動を促す「防災ハンドブック」を制作し、雄琴エリアの加盟店舗へ配布しました。
阪神・淡路大震災から30年、東日本大震災から14年が経過した今も、能登半島地震など新たな大規模災害が発生し続けており、地域全体での備えがかつてないほど重要になっています。当協会では、日頃の防災意識を高めることで被害を最小限に抑え、地域と事業の双方を守ることが使命であると考え、本冊子の制作を決定しました。
本ハンドブックは、南海トラフ巨大地震や琵琶湖西岸断層帯地震など県内で想定される地震のほか、台風・集中豪雨・土砂災害といった風水害への対策を幅広く解説し、加盟店舗が災害に備えて自分たちの街は自分たちで守るという意識を持って自主的に防災活動に取り組む、我が街の自主防災マニュアルになります。
また、自主防災では、初動で命を守る行動手順、72時間を乗り切る備蓄のポイント、災害時に役立つ心肺蘇生法やＡＥＤ操作の流れなども掲載し、災害時の心構えと災害が発生した時にどのように行動すればよいか各店舗が備えることとしています。
滋賀県特殊浴場協会は、このハンドブックを通じて各店舗の防災意識を高めるとともに、地域や行政機関との連携をいっそう強化してまいります。
雄琴の街を訪れる皆さまには、平常時はもちろん、万が一の際にも安全を確保できる体制づくりを進めていることをお伝えし、これからも安心して雄琴でのひとときをお楽しみいただけるよう努めてまいります。
